狩猟をされている方々とのお話

こんばんは、大関さん。
今日管釣りの帰り道にシカを捌いている狩猟者の方々を見かけて
色々お話をお伺いしました。

大きな鹿を捌いている最中でした。「大きいですね!」
「そうでもないよ」「こっちの山ですか?」
「いや、向こうや。京都と滋賀の両方にまたがっているから、
両方の許可をもらっているんや。向こうに猪もおるで」
そう言われて指された場所は軽トラの荷台。そこには、
カチコチになってさかさまになった猪が。
「この鹿は何kgぐらいあるんですか?」「70kgぐらいやな。
あの山にはそんなに大きなのはおらへん。大きくても80s
ぐらいまでや」「去年は鹿や猪が少なかったのでは?」
「いや、そんなことないで。手ぶらで帰ったことはあらへんは。
そこに鹿の首もあるやろ」ほんとだ!鹿の首が2つ並べておいて
あった。

そこには4人の方が居ました。
「4人で猟に行っているんですかあ。猟の成否は何ですか?」
と聞くと「勢子の腕だよ」と1人の方が。すると、別の方が
「たまには、ええことゆうやんけ」とにやけていた。どうやら
その方が勢子の役目をされているようだ。でも、その方が、
「兄ちゃん、ホンマはな、おやっさんと犬のおかげなんや」
と言ってました。「おやっさん」と呼ばれたその方は、70前後
と思われる方でした。
「おやっさんは、あの山のことなら知らんことはないんや。
それにあの犬達が優秀なんや。人間に対しては人なつこくって
吠えたり、噛んだりせえへん。せやけどなぁ、鹿や猪に向った
時は凄いんやで。」
犬の側に寄ってみたが、確かに吠えなくておとなしい。可愛い
ワンチャンだ。とても自分より何倍も大きな鹿や猪を追い立てる
ようには見えません。

初めて狩猟の世界のほんの一部を垣間見る機会があり、大関さん
のお話が身近に感じられるようになりました。
                                  ひろ

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